私の仕事は終わり、
一件分の歩合が確保される。
後は会社の責任である。
逃げようが私には関係ない。
会社からお金と旅費を貰うと再度手配に向かう。
もちろん、気が乗らなければこのまま
パチンコ屋に直行する。
遊技も兼ねてだが、実はパチンコ屋にも
スカウト出来る人材
は揃っている。
平日の昼間からパチンコをする人間が
仕事を持っているはずはない。
中には
3交代の人間や夜勤の人間
もいるので例外はあるが、負けていて
熱くなっている人間
は狙い目だ。
姿風貌から彼が仕事をしていないと判断すると
スカウトを開始する。
もちろん彼が負けて店に出てからの話になるが、
常に周囲に目を向けているのだ。
飯場は結構へんぴなところ
にあるところが多い。
理由は、
土地が安い
とか、ある程度の
敷地を確保する事
からへんぴなところが多いらしい。
周囲の住民もうるさく、
飯場の人間は住民とトラブル
の可能性も高いことから場所も限られている。
別の意味では、
同和部落地区の会社が人を雇用
すると
助成金
も出るらしい。
よく、スポーツ新聞に
就職祝い金○万円、
何ヶ月後に支給
と言うのはそのようなからくりがあるらしい。
(真偽不明)
もちろん、その場合は何割か抜いて労務者に手渡すのだ。
ライトバンなら荷物を後ろ
に置き、
人間は後部座席に乗せる。
荷物を別にすることで
逃走を防止するのだ。
これは、以前、
送迎中に逃走されたこと
があるからだ。
1日も働かずトンコされたら、
私にとっても歩合が入らないし、
時間の無駄である。
特に荷物が少ない人間は
冷やかしや飯と1泊
が目的に人間が多いようだ。
(経験からあくまで参考)
飯場までの送迎は
通常通りの道
を行くのだが、その時の道路事情で
脇道に入ったりする。
他の手配師に聞いたところ、
わざと脇道に入って駅までの道
をわかりにくくするところもあるらしい。
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